頭の切り替え
デフレやディス・インフレが死語になる時代はもう目の前に迫っている。否、もうその時代に入ってしまった、といっても良いだろう。米国と違って日本はまだインフレ時代とは言えないが、少なくとも幅広く値上げが続くことが当然の状況になりつつある。値上げできない時代も終わる。値上げできない企業は淘汰されていくことだろう。
流石に企業も賃上げしないと人材が流出しかねない状況になりつつある。生存を望む企業は賃上げせざるを得ない。政府に言われなくても自発的に賃上げを決断する企業は増えるだろう。デフレ時代に染み付いた「値上げも賃上げも投資もしない」企業は、社会的存在意義をとわれることになる。良い兆候ではないですか、これ。
地政学や利上げで企業マインドや消費マインドが冷え込むという指摘も間違ってはいないが、新時代は新時代なりの消費性向が生まれる。インフレ、テレワーク、脱炭素、デジタル化という急速な構造転換の下、新たなニーズを捉えられた人が勝ち。パイが縮小するところもあれば急拡大するところもある。それがインフレ時代への頭の切り替えどころですね。若い人たち、頑張れ。政治家や日銀なんか、あてにするでないよ。
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