ブラックスワン
今回のロシアによるウクライナ侵攻はブラックスワンだと言われているようだ。誰も予想し得なかったからだろう。だが、ロシアとウクライナとの揉め事は随分前から指摘されていた。ウクライナが欧州向けガスを横取りしていた事もある。拙書の地政学リスクでも、この問題は指摘している。
ただ、戦争にまで至る確率は高くない、と皆思っていた。つまり、影響はデカいが確率は低いというリスクマップ上の位置付けであった。これをブラックスワンと呼ぶのは正しくないようにも思う。重要なのはやはりリスクマップのアップデートだろう。
以前ある講演でリスクマップを使った分析を行ったが今ひとつウケが悪く、それ以来やめてしまった。今回の一件を見て、やっぱり続けておくべきだったとつくづく思う。アホの知恵は後から出てくる、の典型。まだ修行が足らんなア。
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