世間は株の話で持ち切り。そういえば1980年代後半の日本も浮かれていた。今日の高値は明日の安値、とディーリングルームの中で後輩たちが株を買いまくっていた。当時と同じとは思わないが、得てしてこういう時は大切なものを見失いがちだ。ただ、逆に歳をとると余計なものまで見えて来るので始末に悪い。夢の中にまで、バブルの亡霊が彷徨う姿が出てくる。たとえこの相場がバブルでなくても、高騰の後に審判の日が来るのは避けられない。老兵は半分売って、寝て待つ。
パウエル議長、利下げしたいんですね。でもこんな状況で利下げしたら、たぶんインフレ再燃ですね。いや、政治的圧力ではない、とムキになって利下げを先送りしたら、多分景気は急速に失速しますね。どっちに転んでもソフトランディングは夢物語でしょう。市場はなんでそんな簡単なことに気付かないのか不思議でしょうがない。
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