日銀は株をどうするのかな、と前々から思っていた。数年前にあるメディアの取材を受け、所得が一定水準未満の家計に無償譲渡する案を話したことがあった。その後、似たようなことをいう人も増えたが、日銀OBの人に聞いたらそれはあり得ないと言っていた。むしろ配当が凄いので、評価益など考えている余裕もないらしい。結局は国庫に入って財政赤字の穴埋めになるか、今後の準備金付利の為の財源にするか、という類の話であろう。あほ臭くて考える気にもならんなあ。
2%のインフレ率
金融にはマジックナンバーというのがある。さしたる根拠は無いのに、それが黄金律のように幅を利かせるタイプの数字である。現役時代、銀行に8%という自己資本比率がいきなり導入されて戸惑ったことがある。上司にこの数値の根拠はなんですか、と聞いても答えは得られなかった。そりゃそうだろう、日本勢を抑え込むために、欧米の連中が勝手に決めたんだから。 まあこの手の数字は至る所に転がっているので、皆さんも探してみて下さいな。発見しても何の意味もないですけどね。でも経済や金融の根幹を揺るがすものであれば、無視は出来ません。そう、中銀の「物価目標」。2%というマジックナンバーは、34年ほど前にインフレ抑制の為にNZ中銀が1-3%と適当に決めた数字の中間値であることは周知の通りである。 当時のNZのインフレ率は9%くらいでした。それを引き下げる為の目標だったので、現在のインタゲとは全く異なることもみんな知っている。でも新しい物価引き上げ目標が達成できないまま何年も経った後、昨年からその領域を超えてどんどんインフレになっている。中銀の物価目標ってなんだよ、と言いたくもなるわな。それがマジックナンバーの正体である。全く理論的ではない。
コメント
コメントを投稿