昭和30年生まれの私には、半導体といえばダイオードであった。鉱石検波器のラジオの時代が終わってダイオードを使い始め、銅線アンテナを水道管に括りつけてイヤフォンでNHKラジオを聞いていたことを思い出す。それから真空管で三球ラジオを作った。そしてあっという間にトランジスタの時代が来た。ニッパーではんだごての熱を逃がしながら回路を作った。懐かしや。IC回路が出来て電子工作がつまらなくなった。私の「電子時代」はそこで終わってしまったのである。まさか経済学部に行って銀行員になるとは思っても見なかった。

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