ロシアの歴史

 欧州史は割と好きなので、結構読んできたが、ロシアに関しては日本の文献が少ないので、やや知識が不足している。ソ連の誕生から崩壊まで綴った本はあるのだが、東ローマ帝国とキエフ公国との繋がりや、モンゴル帝国との絡みなど、中世から辿った本にはあまりお目に掛ったことが無い。ロシア文学は一杯あるのに、歴史本は極度に乏しい。

 先般も、ある大きな本屋に出掛けたついでに探したが、見当たらない。データベースで探してみると、在庫切れのオンパレードである。置いてても売れない、売れないから置かない。もうロシアの本など置かない、といった本屋もあるかもね。あちこち見て回ってやっと見つけたのが、ロンドン大学メリデール教授の「クレムリン」。白水社さん、ありがとさん。

 2月までは極度の多忙であったが、3月に入って少し時間が出来た。今月はこの本をゆっくり読ませて貰おう。もう生きているうちにロシアに行けそうにない。一度行っといて良かったが、トレチャコフ美術館に行くという願いはどうやら潰えた。この本で気晴らししよう。世界中はロシア憎し、許し難し、の雰囲気だが、個人的な趣味は永遠であります。

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