銀行ATMへ長蛇の列
ロシアでは銀行取り付け騒ぎが起きている、と報じられている。通貨・株・債券のトリプル暴落で、経済不安が高まっているのだから、現金確保に走るのは当然だろう。政治のツケを払わされるのはいつも国民である。賢明なリーダーを抱くことの重要性、それは古今東西を問わぬ究極的な真理であろう。日本も例外に非ず。
だが日本でも、銀行ATMに人々が殺到する姿を久々に見た。2月28日である。まあ月末や週初が重なった為だろうが、ある用事があって銀行に出掛けたら、A銀行は店舗の外まで人が行列、地下鉄構内にATMがあるB銀行は、階段の行列が地上にまで延び、C銀行では店舗案内のヒトが苛立った顧客に「なんで半分しか稼働してないんだ」と怒鳴られていた。でも、何度もシステム障害をやらかしたX銀行は、比較的空いていたましたねえ。
デジタル化が聞いて呆れるくらい、日本人は現金が好きなんだなア、としみじみ感じた次第である。行列の大半は中高年やワタシのような高齢者だったが、結構若い層も居た。これじゃデジタル金融の普及も限定的だわな。伝統的銀行はデジタル・バンクに淘汰されるという論調も多いが、まだ20年くらい掛かりそうだ。メディアの皆さん、もっと現実を直視しないとね。
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