焦るFRB
昨年の最大の市場トピックスは、コロナでもインフレでも恒大集団でもなく、FRBの物価に対する判断ミスであった。金融の専門家はサプライ・チェーンの実務を知らないのである。大昔に貿易金融実務をやった筆者は辛うじて雰囲気が解るが、資本市場しか知らない人達は、なぜ物価が上昇し続けるのか理解できなかったのだろう。今年の問題は、その判断ミスが政策ミスに繋がるかどうかである。パウエル議長らが焦っているのは手に取るように解る。超ハト派の連銀メンバーさえも早期利上げを支持しているのを見れば、おのずとFOMCの雰囲気が掴めるというものだ。今年の市場は荒れるでしょう。日本もその渦に巻き込まれるのはほぼ確実だと思います。
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