株価の相場観

 筆者の専門は株ではないが、講演とか勉強会では必ずと言って良いくらい株の見通しを聞かれる。最近では為替よりも株の話題の方が圧倒的に多い。株を持っていない人からはバブルはいつ弾けるのかと聞かれ、株に熱心な人からは何を買えばよいか、と問い詰められる。挙句の果てに、お前のポートフォリオを教えろ、という人も居る。無料相談室ではないのだ。

 だが一応個人投資家としても相場には携わっているので、一通りの相場観はある。失敗もあり、レバレッジも掛かっているので、年間の変動率は高い方かもしれないが過去数十年間のパフォーマンスは悪くない、と自分では思っている。昨年後半はかなり慎重になったので期待利益を失った感もあったが、今年に入っての動きを見れば正解だったと思う。やはり見るべきは実体経済、それも悪魔の宿る細部である。

今年もたいして期待していないので、リスクテイクは年後半までお預けとするつもりだ。講演で何を聞かれても、何もしない、と繰り返すことになるだろう。とはいえ、本当に何もしないのではなく、次に買うのは何かを整理しておくことはやるつもり。その準備は少しずつ始めております。

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